ここでは、今年6月に発表された調査結果(※)から、福祉施設等(以下、医療,福祉)の職員が自己啓発を行う上で、受けたい支援内容についてみていきます。
上記調査結果から、医療,福祉の事業所に勤める常用労働者のうち、2023年度に自己啓発を行った割合をみると、表1のとおりです。

調査結果全体と比べると、正社員は同程度ですが、正社員以外は15.1ポイント高くなっており、医療,福祉では、正社員以外の自己啓発実施割合が高いことがわかります。
自己啓発を行った理由では、
- 現在の仕事に必要な知識・能力を身につけるため
- 将来の仕事やキャリアアップに備えて
- 資格取得のため
とする割合が高い状況です。
自己啓発を行う上で、会社から受けたい支援がある割合は、医療,福祉の正社員で88.1%、正社員以外では71.4%となっています。受けたい支援内容は、表2のとおりです。

医療,福祉では、正社員、正社員以外ともに、受講料などの金銭的援助が最も高くなりました。正社員で68.2%、正社員以外では74.1%です。2番目に高い支援内容は、正社員が就業時間の配慮で38.4%、正社員以外は教育訓練休暇(有給、無給の両方を含む)の付与で32.7%でした。
正社員では教育訓練休暇(有給、無給の両方を含む)の付与も、正社員以外では自己啓発を通して取得した資格等に対する報酬も30%を超えています。
貴施設における職員の自己啓発支援の参考になれば幸いです。
(※)厚生労働省「令和6年度能力開発基本調査」
常用労働者30人以上の民営事業所から抽出した7,218事業所や、その事業所に勤める常用労働者から抽出した者などを対象に、2024年10月1日時点の状況について、年間の取組については2023年度の1年間の状況についての調査です。詳細はリンク先ページの第14表から確認いただけます。
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